着圧ソックスの選び方
 
ーそもそも、着圧ソックスってなんのために履くの？ー
 
　日中、脚は常に体重を支えています。立ちっぱなしの仕事や長時間の運動により疲れが溜まりやすい部位であると言えます。心臓から遠いため血行が悪くなったり、疲労等で機能が低下してしまいどうしてもむくみがちになります。

また、運動時のふくらはぎトラブルの要因のひとつに筋振動があります。筋肉は接地・蹴り出し時に微細に振動しています。この無駄な振動を身体は反射的に抑制しようとします。この抑制しようという働きが疲労につながっていきますので、疲労した筋肉は固くなり、ケイレンや肉離れを引き起こす原因となっています。


そんなときに着圧ソックスを履くことで、ふくらはぎなどを適度に加圧することでその症状を改善したり軽減したりすることができます。
 

ー種類はいろいろあるけど、一体どんなときに履くのがベスト？ー



　通勤・通学の時間帯や立ち仕事などの最中に脚に疲労を感じる方も多いと思います。今の時期だとクーラーが効きすぎているオフィスなどであまり動けないときにも加圧で足を刺激することで冷え性対策にもなります。

無地のシンプルなデザインのものであれば、制服や普段の服装と合わせやすく、さらに脚をスッキリと見せることができます。

　1日の疲労を次の日になるべく持ち越したくない方、寝ている間に美脚効果を得たい方や冷え性対策としておうち時間のリラックス時や就寝時に使用する方も多いです。女性向けの商品が多いのですが爪先部分がなく太腿のあたりまでの長さのソックスをドラッグストアなどで見かけたことがある方もいるのではないでしょうか。(就寝時に使用したい場合は、就寝用として販売されている商品を使うようにするのが望ましいです。)

効果を期待して圧力が強い着圧ソックスを好む方も多いですが、履き慣れないうちは体調不良の原因にもなり逆効果になってしまいますので、初めて使う方は圧力が弱めのソックスから試してみてください。

　スポーツ用の着圧ソックスは一番効果を出したい部分にピンポイントにアプローチできたり、脚のかたちに合わせて立体的にホールドするテーピングのようなサポートが入っている高機能なものもあります。使用するシューズやシーンに合わせてソックスの厚みや形を変えたい人にとっては、筒状のものが支持されていてカーフスリーブやゲイターといった名称で売られていることが多いです。

足首より下がない分、夏場はサンダルなどとも組み合わせて使用することができますのでとても便利です。
　
　着圧ソックスと一口に言っても、医療用のものから日常的に使えるものまで様々にありますが、やはり"履くだけ"というのが何よりも一番の魅力だと思います。

サイズや強度の合うものを選べばむくみの解消、美脚効果、疲労軽減などの効果が期待できます。

まだ着圧ソックスを使用したことない方はこの機会にぜひ、お気に入りの一足を見つけていただけると幸いです。


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(2024年　8月更新)